当社による腸内細菌叢と疾病の関連性に関する研究や腸内細菌叢の改善を介して疾病を予防・改善するための機能性食品等の研究・開発には医学、薬学、細菌学、栄養学などの幅広い分野の専門的知見が不可欠です。
このため、当社では各分野における長年の研究経験と深い知見を有する学術顧問によるアドバイザリーボードを設置しております。
医師・医学博士
トーマス・C・クーナー氏
私は主要な利害関係者や規制機関と協力し、シンバイオシス・ソリューションズ社(以下、SSI)が開発した腸内細菌叢のDNA解析データを用いた新たな医療ソリューションの認知度を高め、世界的に承認されるよう取り組みます。私は、医療提供者や研究機関とのパートナーシップを確立し、新たな診断ツールや治療法を開発・改良していきます。さらに、医療従事者向けの教育プログラムを実施し、この技術に慣れ親しんでもらうつもりです。これらの取り組みを通じて、私はSSIの技術が世界規模でリスク評価と個別化医療に革命を起こすことを目指しています。
- デュッセルドルフ大学医学部卒業、内科医資格取得。
- 大阪大学大学院分子細胞学研究所博士課程修了、医学博士。
- 日本ベーリンガーインゲンハイム入社、新薬評価部長、メディカルサイエンス部長、取締役開発本部長を歴任。在職中に10品目のブロックバスター医薬品の薬事承認・上市を達成。
- 2014年にNBI退社後、合同会社クーテックを設立。代表取締役として現在に至る。
薬剤師・薬学博士
村上 正裕氏
次世代バイオ医薬の経口デリバリーシステムや経口粘膜ワクチンの開発に従事する一方、オリゴ乳酸の医食品としての開発研究に携わってきました。
医食同源。摂取する飲食物や漢方薬の効果を、その腸内細菌叢に及ぼす作用から説明できるとすれば画期的です。シンバイオシス・ソリューションズ社の事業は、国内最大級のデータベースと独自の解析技術による腸内細菌叢の健常性の<見える化>技術と、疾病の予防改善に有効な腸内細菌叢に対する作用を有する<医食品>の概念を基盤とし、個別化医療を可能とする革新的なヘルスケア事業であり、国民医療費の低減と人々のQOL改善・健康寿命の延伸により、人類の豊かな未来を切り拓くものとして大いに期待されます。- 京都薬科大学大学院薬学研究科 博士前期(修士)課程修了。
- 京都薬科大学助手・講師、ミシガン大学薬学部リサーチフェロー、天藤製薬株式会社探索研究室長、国立感染症研究所(免疫部)客員研究員、東海大学知的財産戦略本部顧問、大阪大谷大学薬学部教授等を歴任。
- 現、NPO法人バイオ&ソーシャルサイエンス推進国際研究交流会理事、大阪大谷大学名誉教授 。
獣医師・農学博士
辨野 義己氏
半世紀にわたり、ヒトの動物の腸内細菌の分類と生態に関する研究に携わってきました。この間、新規の腸内・口腔内細菌の80種以上を発見してきました。腸内フローラ研究は21世紀になり、腸内細菌の遺伝子を用いて、飛躍的に進展してきました。しかし、やはり、生きた腸内細菌を用いた検索が求められているのが「今」ではないでしょうか。
- 酪農学園大学獣医学部卒
- 東京農工大学大学院獣医学専攻科を経て、理化学研究所に入所
- 同所バイオリソースセンター微生物材料開発室(JCM)室長
- 2009年理化学研究所を定年退職後、企業からの研究資金提供により同所 特別招聘研究員として科技ハブ産連本部辨野特別研究室を主催
- 2021年3月末退職後、一般財団法人辨野腸内フローラ研究所を創立し、理事長として現在に至る。
- 国立研究開発法人理化学研究所 名誉研究員、十文字学園女子大学 客員教授